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妊婦さんと歯周病の微妙な関係

2021年6月19日

こんにちは!

佐久市の歯医者 竹内歯科医院 院長の竹内勝泉です!

今回の”歯の豆知識”は「全身疾患と歯周病」の第4弾!

テーマは「妊娠と歯周病」です。

妊婦さんは女性ホルモンの影響から歯肉炎になりやすくなります。

妊娠中は「エストロゲン」、「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが血液中に多く存在するようになります。これらのホルモンを歯周病菌の一部が栄養源にしていることから歯周病菌が増殖し口の中で活発に活動します。

そのため多くの妊婦さんは妊娠性歯肉炎になっているともいわれています。

また上記の2つの女性ホルモンは妊娠中だけでなく、排卵と生理のサイクルにも影響しているため女性は歯肉炎になりやすいといわれています。そしてもともと歯肉炎だった人が妊娠して悪化してしまうケースも珍しくないのです。

歯周病が悪さをするのは、妊婦さんのお口の中だけではありません。

なんと生まれてくる赤ちゃんにも影響する可能性があるのです!

タバコやアルコール、膣炎などの産科器官の感染症などが早産・低体重児出産にかかわることは知られていますが、歯周病もその一因になっていると考えられています。

※早産:妊娠37週未満での出産

※低体重児出産は、出生時の体重が2500g未満での出産のことをいいます。

現在妊婦さんへの歯周病の影響で考えられているケースのうち2つを紹介します。

  • 歯周病が起こす炎症が悪さをするケース

通常のお産の場合、母体の変化や胎児の成長によって、妊婦さんの体内ではさまざまな炎症性物質やホルモン、タンパク質分解酵素の濃度が上昇し、出産が促されます。

対して、進行した歯周病の場合、炎症性物質が歯肉から体内に入り込むようになります。

炎症性物質の増加はタンパク質分解酵素の分泌を促進し、子宮の収縮を引き起こします。

子宮の筋肉が収縮する結果、赤ちゃんが押し出されて予定より早く生まれてしまうのです。

※ちなみに炎症性物質には「プロスタグランジン」というものがありますが、これは陣痛促進剤にも利用されています。

  • 歯周病菌が子宮内部の器官に感染するパターンも考えられています。

羊水や羊膜などへの細菌の感染は、早産や胎児の発育不全のリスクとなります。

羊水は本来、無菌的な環境ですが、早産の妊婦さんの羊水や臍帯(へその緒)から歯周病菌が検出されたという報告もあります。いつか赤ちゃんをと思っている方は歯周病の治療を早めにされることをおススメします。

ちなみに早産児に起こりやすい病気を挙げておきます。

呼吸器系:呼吸窮迫症候群・新生児慢性肺疾患・無呼吸発作など

内臓・血管系:未熟児貧血・黄疸・鼠径ヘルニアなど

脳・神経系:低酸素性虚血性脳症・脳室内出血など

感覚器官:未受持網膜症・難聴

歯周病が全身に及ぼす影響は意外に大きいものです。

自分は大丈夫だと思っていても油断は禁物。歯周病は痛みなく進行しますので、気づいたときはかなり悪化してしまうこともあります。

竹内歯科医院では症状にもよりますが4ヵ月毎の定期検診をおススメしています。

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