インビザライン治療とブラケット矯正の違いについて

歯並びをキレイにしたいと思ったら、その方法の1つに矯正治療があります。

矯正治療には、インビザライン治療とブラケット矯正の2種類があります。

インビザライン治療は、透明なマウスピースを毎日着用して歯を動かす治療です。マウスピースは取り外せるので、食事や歯磨きのときも邪魔になりません。

ブラケット矯正は、歯に金具をつけてワイヤーで歯を動かす治療です。マウスピースよりも矯正効果が高く、複雑な歯並びにも対応できます。

この2つの治療は、どちらも歯並びをキレイにする効果がありますが、それぞれのメリットとデメリットがあります。

この記事では、インビザライン治療とブラケット矯正の違いについて、わかりやすく解説します。

 

 

インビザラインとブラケット矯正の違いについて

歯並びを整える矯正治療には、インビザライン治療とブラケット矯正の2種類がありますが、どちらも歯を動かして歯列を整えるという目的は同じですが、装置の種類や治療方法が異なります。

 

インビザライン治療は、透明で薄いマウスピース型の装置を使用する矯正治療です。マウスピースを1−2週間おきに交換することで目標とする歯並びにもっていきます。マウスピースは歯の形に合わせて作られているため、装置が目立ちにくいというメリットがあります。

 

ブラケット矯正は、歯にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす矯正治療です。ブラケットは歯の表面に固定されるため、食事や歯磨きの際に外すことはできません。しかし、インビザライン治療よりも矯正効果が高く、複雑で移動量の大きな矯正治療にも対応できます。

 

インビザライン治療とブラケット矯正のメリットとしては、次のことが挙げられます。

 

インビザライン治療は装置が目立ちにくく、食事や歯磨きがしやすいです。見た目を気にする人や、食事や歯磨きを気にする人に向いています。

 

ブラケット矯正のメリットは、矯正効果がインビザラインよりも高いです。複雑な歯並びにも対応できるので、しっかりと歯並びを整えたい人に向いています。

 

一方。インビザライン治療とブラケット矯正のデメリットとしては、次のことが挙げられます。インビザライン治療では矯正効果が弱いことがあります。複雑な歯並びに対応しにくいと言われており、そのために矯正期間が長くなることがあります。1日に20時間程度は装置を装着する必要があります。ブラケット矯正では装置が目立つこと、食事や歯磨きがしにくくなることが挙げられます。

 

インビザライン治療とブラケット矯正のどちらの治療を選択するかは、患者の歯並びの状態や、治療に対する希望によって異なります。

歯並びの状態が比較的軽度で、見た目を気にする人は、インビザライン治療がおすすめです。また、食事や歯磨きがしやすいこともメリットです。

歯並びの状態が重度で、矯正効果を重視する人は、ブラケット矯正がおすすめです。また、複雑な歯並びにも対応できるというメリットもあります。

 

 

インビザラインとブラケット矯正―美容と機能性での比較―

 

歯並びを整える矯正治療は、見た目を改善するだけでなく、噛み合わせの改善や歯周病の予防にも効果的です。矯正治療の種類には、インビザライン治療とブラケット矯正の2種類があります。どちらの治療も歯並びを整えるという目的は同じですが、装置の種類や治療方法が異なります。

 

美容性

インビザライン治療は、透明で薄いマウスピース型の装置を使用する矯正治療です。マウスピースは取り外し可能なので、食事や歯磨きの際に外すことができます。また、マウスピースは歯の形に合わせて作られるため、装置が目立ちにくいというメリットがあります。

 

ブラケット矯正は、歯にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす矯正治療です。ブラケットは歯の表面に固定されるため、食事や歯磨きの際に外すことはできません。しかし、ワイヤーで歯を直接動かすことができるため、インビザライン治療よりも矯正効果が高く、複雑な歯並びにも対応できます。

 

機能性

インビザライン治療は、マウスピースを1週間に1回交換することで、歯を少しずつ動かしていきます。そのため、矯正期間が長くなる傾向があります。また、マウスピースを常に装着する必要があるため、紛失や破損のリスクがあります。

 

ブラケット矯正は、ワイヤーを調整することで、歯を短期間で動かすことができます。そのため、矯正期間はインビザライン治療に比べて短くなる傾向があります。また、ワイヤーで歯を直接動かすことができるため、複雑な歯並びにも対応できます。

 

選ぶ際のポイント

インビザライン治療とブラケット矯正は、どちらも歯並びを整える矯正治療ですが、装置の種類や治療方法が異なります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合った治療法を選択することが大切です。

 

美容性を重視するなら

インビザライン治療は、装置が目立ちにくく、食事や歯磨きもしやすいため、美容性を重視する人におすすめです。ただし、矯正効果はブラケット矯正に比べて劣るため、歯並びの状態が軽度な場合に適しています。

 

機能性を重視するなら

ブラケット矯正は、矯正効果が高く、複雑な歯並びにも対応できるため、機能性を重視する人におすすめです。ただし、装置が目立ちやすく、食事や歯磨きが不自由になるため、美容性を犠牲にしてでも矯正効果を重視したい場合に適しています。

 

 

メンテナンスの手間:インビザライン矯正とブラケット矯正の口腔ケア比較

 

歯並びを整える矯正治療は、見た目を改善するだけでなく、噛み合わせの改善や歯周病の予防にも効果的です。矯正治療の種類には、インビザライン治療とブラケット矯正の2種類があります。どちらの治療も歯並びを整えるという目的は同じですが、装置の種類や治療方法が異なります。

 

インビザライン矯正の口腔ケア

インビザライン治療は、透明で薄いマウスピース型の装置を使用する矯正治療です。マウスピースは取り外し可能なので、食事や歯磨きの際に外すことができます。そのため、ブラケット矯正に比べて口腔ケアがしやすいというメリットがあります。

 

インビザライン治療の口腔ケアのポイントは、以下のとおりです。

  • 食事や歯磨きの際には、マウスピースを外す
  • マウスピースを外した後は、歯磨きやフロスなどで歯の表面をきれいに磨く
  • マウスピースを装着する前は、マウスピースを清潔にする

 

 

ブラケット矯正の口腔ケア

ブラケット矯正は、歯にブラケットとワイヤーを装着して歯を動かす矯正治療です。ブラケットは歯の表面に固定されるため、食事や歯磨きの際に外すことはできません。そのため、インビザライン治療に比べて口腔ケアが不自由になるというデメリットがあります。

 

ブラケット矯正の口腔ケアのポイントは、以下のとおりです。

  • 歯磨きやフロスなどで歯の表面をきれいに磨く
  • ブラケットやワイヤーの周辺も、丁寧に磨く
  • ブラッシングブラシや歯間ブラシを使い分け、ブラケットやワイヤーの隙間に溜まった汚れを取り除く
  • ワイヤーが外れたり、ブラケットが取れたりした場合は、すぐに歯科医院を受診する

 

 

インビザラインとブラケット矯正の費用対効果

 

インビザライン治療の費用は、治療期間や歯並びの状態によって異なります。一般的に、1年〜3年程度の治療で、費用は30万円〜100万円程度が相場です。

 

ブラケット矯正の費用は、治療期間や歯並びの状態によって異なります。一般的に、1年〜2年程度の治療で、費用は30万円〜150万円程度が相場です。

 

それぞれの矯正の費用は、以下のような費用で構成されています。

治療費:装置の製作費、矯正装置の装着・調整費

検査費:矯正治療の開始前に行う検査・診断に関する費用

管理費:矯正治療中の検診やメンテナンスの費用

治療開始前に、何がどれだけかかるのか、総額を確認しておきましょう。

 

 

ニーズに合わせた治療法の選択について

 

インビザライン治療とブラケット矯正のどちらの治療を選択するかは、患者の歯並びの状態や、治療に対する希望によって異なります。

 

歯並びの状態が比較的軽度で、見た目を気にする人は、インビザライン治療がおすすめです。また、食事や歯磨きがしやすいこともメリットです。

 

歯並びの状態が重度で、矯正効果を重視する人は、ブラケット矯正がおすすめです。また、複雑な歯並びにも対応できるというメリットもあります。

 

矯正治療は、歯並びを整えるだけでなく、噛み合わせの改善や歯周病の予防にも効果的です。自分の歯並びの状態や治療に対する希望をよく考えて、最適な治療法を選択しましょう。

 

監修 歯科医師 竹内勝泉