こんにちは!
佐久市の歯医者 竹内歯科医院 院長の竹内勝泉です!
今回の”歯の豆知識”は「きれいな歯並びのためにPART3」と題しまして「咬む」ということについてお伝えします。
まず咬むということを一緒に考えていきましょう。
何かを咬んだときの刺激は、歯を通して歯根膜に伝わります。
※歯根膜:歯根と歯槽骨の間に存在し、歯槽骨に歯を結び付けている膜
歯根膜は最小5ミクロンの厚さの違いから咬んだ食べ物の種類を判断して、咬み方や飲み込むタイミングを指示します。
歯根膜が指示した咬む運動は、咬む筋肉、舌の筋肉、顔の筋肉、首の筋肉を強調させます。
この運動は「歯根膜・咬筋反射」という無意識に運動する中枢系の反射運動です。
そして口の開閉運動はリズミカルな連鎖反応です。噛むことは、顎の骨を発育させる刺激になるほか唇や頬などの顔の筋肉を発達させます。
矯正治療を必要とする人の多くはこの咬む力が10㎏以下で咬む機能が低下しています。
ちなみに咬む力は成人で30㎏、子どもで20㎏以上が必要です。
咬む機能がないと顎の発育不足につながり歯並びも安定せず、矯正治療をして歯並びが良くなったとしても治療が終了してからの後戻りの原因になります。
そして咬まずに飲み込むことで消化吸収が悪くなります
前歯は咬断、中間の歯(小臼歯)は粉砕、奥歯(大臼歯)は臼磨
咬み切って、砕いて、すりつぶして飲み込みやすくするのです。
ただ最近は咬むことの最初のステップである咬み切るという役割を持つ前歯を使わない子どもたちが増えているようです。実はこの前歯を使わないというのは大問題!
上顎の前歯の歯根は鼻の下の骨の中にあります。歯根は実際に見えている歯冠の2倍の長さがあるのです。咬み切ることで下顎の前歯が上顎の前歯を突き上げます。このときに上顎の前歯に刺激が伝わるのですが、この刺激は上顎の骨にも伝わります。このことにより上顎の骨は発育していくのです。顔を作っているのは上顎の骨です!前歯で咬むようにして上顎の骨を育成していきましょう!
食材を大きくするとか短冊状にするなど工夫をしていただき「前歯で咬む食事」「咬む回数の多い食事」にされることをおススメします。
前歯を使えているかの指標として前歯の先端にギザギザを見ます。前歯は生えたてに状態では先端がギザギザになっています。生えてから2年ぐらいですり減ってギザギザはなくなります。このギザギザがあるようなら前歯が使えていない証拠です。
あといつも奥歯で咬んでいる「奥咬み」の場合は顎の位置が後ろに下がってしまいます。 このような咬み方は顎の位置が悪くなりますので「前咬み」をしていきましょう!