こんにちは!佐久市の歯医者 竹内歯科医院 院長の竹内勝泉です!
今回の”歯の豆知識”は「ホワイトニング」についてです。
ホワイトニングとは?
簡単に言えば「歯を白くすること」です。
では歯はなぜ白くなるのでしょうか?そもそもなぜ歯の色が濃くなってしまっているのでしょうか?
歯の色が濃くなってしまう原因から考えていきましょうか!
私たちは生きていくために飲んだり食べたりしますね。その中には色のついているものがあります。お茶、コーヒー、赤ワイン、カレー、トマトソースなどなど。あとタバコです!これらの色素が歯の表面にある「ペリクル」という唾液由来の被膜に付着することでステインとなり着色汚れになっていくのです。
着色汚れの他にも加齢による色の変化もあります。歯の表面はエナメル質という半透明な硬い組織で覆われていますが、歯も使っていれば硬いエナメル質もすり減ってきます。エナメル質の下には象牙質という黄色味が強い組織があってエナメル質がすり減って薄くなると、この象牙質の色が透けて見えてきて黄色っぽい歯になってきてしまうのです。
ではどうしたら歯が白くなるのでしょうか
ホワイトニングは薬剤を使用します。その薬剤の成分である過酸化尿素、過酸化水素は着色汚れを分解する働きがあるのです。また過酸化尿素や過酸化水素は歯の中に含まれる色素を分解する働きもあります。いわゆる漂白ですね。そしてマスキング効果というものもあります。これは過酸化水素がエナメル質表層の構造を変化させることで光の乱反射を起こしてエナメル質を曇りガラスのように白く見せることです。
ホワイトニングのやり方について
やり方は2種類あります。歯科医院で実施するオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニングです。オフィスホワイトニングは、専用の高濃度の薬剤を歯面に塗布しレーザー照射をしていく方法。メリットは即効性がありますが効果持続期間はホームホワイトニングに比べて短めです。一般的には3ヵ月~6ヵ月といわれています。そしてホームホワイトニングは、まず患者様の歯型を取り、歯型に合わせたマウストレーを作ります。このマウストレーに専用の薬剤を適量入れて装着します。通常1日2時間を目安に装着し約2週間続けます。このホームホワイトニングはオフィスホワイトニングに比べ効果発言まで時間がかかります。そして低濃度の薬剤をするため比較的安全で効果の持続期間も長めです。一般的に約1年持続するといわれています。
ちなみに竹内歯科医院ではホームホワイトニングを推奨し実施しています。
次回はホワイトニングでの注意や禁忌などを解説していきますね。