メインテナンスは大切!

こんにちは!
佐久市の歯医者 竹内歯科医院 院長の竹内勝泉です!
今回の豆知識は・・・
メインテナンスについてです。

歯科治療終了後も生涯健康な歯とお口の環境を維持することは本当に大切です!
むし歯と歯周病のどちらも根本的にはバイオフィルム感染症なのはもうすでにご存知ですよね(^_-)-☆

※ バイオフィルム(菌膜): 微生物によって形成される構造体で基質と水があればあらゆるところに存在する。
身近なところでは台所などのぬめりなど。歯は固体で液体の唾液に囲まれており、口腔内は温度的にも栄養的にもバイオフィルムの繁殖に最適である。さらに歯は皮膚や粘膜のように剥落しないためバイオフィルムが定着、成長しやすい。  (wikipediaより)

このバイオフィルムというのはセルフケアだけでは完全に落とせないものなのです。
ということは歯科医院で定期的に顕微鏡での細菌検査やバイオフィルムの除去が必要になります。

むし歯は削って詰めれば終わりではありません。
詰めた部分は日常的にむし歯になりやすい環境になってしまうのです。
治療後に以前と同じホームケアでは、むし歯が再発する可能性が高くなります。
また、歯周病は治療により治癒または病状が安定していても再発しやすい病気です。

むし歯も歯周病も、再発を防ぎ健康な状態を維持するためには、定期的に歯科医院で検査をして、歯科衛生士によるメインテナンスを受け、ホームケアの不備を教えてもらうことが大切です。
患者さんの中には、「歯科検診」と「メインテナンス」を混同している方がいますが、「歯科検診」は病気を早期に発見して早期に治療することを目的とした検査です。
一方「メインテナンス」は、健康な歯と口の状態を維持するための健康管理です。
その内容は、1つには悪くなっていないか、あるいは悪くなるようなことが起こっていないかを問診や検査によって歯と口の状態を確認することです。
もう1つの目的は、健康な状態を長期的に維持するために、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアとホームケアへのアドバイスです。

定期的なメインテナンスを受けることで歯と口の健康が継続的に健康な状態を維持できるのです。
メインテナンスにおいて大切なのは、メインテナンスを受ける間隔(=定期的)です。
メインテナンスの間隔は、初診時の疾患の程度、治療後の歯周組織やホームケアの状態、全身疾患の有無などをもとに決めます。

このようなことから「歯科検診」だけでは歯と口の健康は維持できないのです。
歯と口の健康を守る「メインテナンス」の大切さをご理解していただけましたでしょうか。
患者さん個々の状態で変わってきますが、竹内歯科医院では約4ヶ月ごとのメインテナンスを推奨しています。

生涯ご自身の歯で!これが私たち竹内歯科医院の願いです。